科学的思考と手の技術で
生活をデザインする。

私たちCerchioの活動の核となるのは、エンジニアリングです。
エンジニアリングとは、単に機械技術を指すのではなく、
自然の法則を理解し、再現性あるシステムに落とし込むことを意味する言葉。
私たちは、このエンジニアリングを、“生きる技術”と捉えています。

科学的思考と手仕事を得意とする私たちは、あるとき、ピザと出会いました。
ピザは、小麦と塩と水、そして火を操ることで完成するシンプルな料理であるにもかかわらず、同じメーカーの小麦を使っても、店によって全く異なる生地が出来上がるのはなぜか。
その疑問から、私たちはイタリア・ナポリで、3年半にわたり生地づくりを探求しました。

生地づくりにエンジニアリングの視点を持ち込むと、
小麦粉のブレンドが重要であることがわかります。
小麦粉の性質や特性を科学的に分析して独自のブレンド比を見出し、
熱効率を考慮した唯一無二の窯を設計・製作する。
こうして私たち独自のピザが完成しました。

現在、私たちの活動は、ピザづくりにとどまりません。

窯をつくり、人が集える場を設計し、畑を耕し、加工品をつくる──
身の周りにあるやわらかな素材から硬い素材までを扱い、
その時々で必要なものの多くを自分たちの手で形にしてきました。

私たちが目指しているのは、現代の百姓です。
さまざまなエンジニアが集い、ときに協業し、ときに影響を与え合いながら、
衣食住を自分たちの手で作っていくことのできるプラットフォームのような活動体。
それが、Cerchio(輪)という名に込めた想いです。